今回 Viltrox から発売になった「60g薄型28mm XマウントAFレンズ」を発売直後に購入してました。
超薄型でAF搭載、富士フイルムのAPS-Cミラーレスカメラ、Xマウントでは、魅力的なスナップ撮影レンズになってくれてます。
このレンズが持つ基本的な特徴から、X-A5シリーズと組み合わせた際の使い心地まで、約半年間 使った感想ふくめ紹介します。
Table of Contents
Viltrox 28mm F4.5 レンズの主な特徴
Viltrox 28mm F4.5は、非常に軽く薄型なレンズです。
わずか60gという重さと、15.25mmという極めてスリムなパンケーキデザインは、カメラバッグにすっと収まり、すぐに取り出して撮影できる軽快さで持ち運びができます。
開放F値はF4.5ですが、日中の明るい場所での撮影では、十分問題なく撮影できます。
後ほどの作例を見ていただくとわかりますが、暗い場所での撮影には注意が必要でした。
主要スペック
まずは、このレンズの基本的な性能を一覧。
項目 | 詳細 |
---|---|
重量 | 60g |
開放F値 | F4.5 |
焦点距離 | 28mm |
厚さ | 15.25mm |
マウント | 富士フイルムXマウント |
対応センサー | APS-C |
このレンズが持つ独自の魅力
Viltrox 28mm F4.5は、特別な魅力があるレンズです。
- 超コンパクト&軽量設計: このレンズの最大の特長は、その圧倒的な携帯性。X-A5シリーズのコンパクトなボディに装着すれば、本体にレンズケースを付けているかというくらい薄型で、いつでもどこへでも気軽にカメラを持ち出せるようになります。日常のスナップ撮影や旅行の際にも、荷物になることなく、思いついたらすぐに撮影できます。
- 広角視点: 焦点距離28mmは、APS-Cセンサーのカメラに装着すると、35mm判換算で約42mm相当の画角です。これは、人間の目の印象と近いと言われる50mmに近く、非常に自然な視点になります。風景写真はもちろん、街角でのスナップ、建築物の撮影、背景を広く取り入れたポートレートなどでも活躍してくれそうです。
- HDナノ多層コーティング: Viltrox独自のHDナノ多層コーティングが施されているため、逆光のような厳しい光の条件下でも、写真に不要なゴーストやフレアが発生しにくく、クリアで美しい描写を実現しているようです。
- USB-Cファームウェアアップグレード: レンズ本体にUSB-Cポートが搭載されているため、ファームウェアの更新がとても簡単できるようです。この機能には最初気がつきませんでした。ファームウェアのアップデートアプリは iPhone(iOS)とAndroidの2種類が提供されています。
- キャップがスライド式 薄型レンズを使っていても、レンズキャップが邪魔になることがありますが、Viltrox 28mm F4.5 レンズは、レンズのカバーをスライド式で開閉する仕組みになっています。このおかげでレンズキャップの取り扱いに困ることはありませんし、撮影したいときにレンズキャップをスライドしてすぐに撮影することができます。
- 耐久性のある構造: 驚くほど軽量でありながらも、このレンズは金属製の鏡筒を採用しています。そのため、日々の撮影はもちろん、旅行先での多少の衝撃にも耐えうる堅牢性を備えています。低価格のレンズを買うとマウント部分がプラスチックだったりするので、頻繁にレンズを変える運用では不安がありますが、このレンズはしっかりと耐えてくれそうです。
作例 : こんな感じで撮れました
ここからは、ここ半年くらいで撮影したスナップなどを…
RAWで撮影して Capture One で現像していますので、撮って出しの画像ではありません。
明るい場所は、すこぶる良好な感じですが、F値の関係からやはり暗所での撮影には苦労しました。
このレンズの「良い点」
- 驚くほどの薄さと軽量性で、どこへでも気軽に持ち出せます。
- X-A5とデザインやサイズ感が非常に良くマッチします。
- ストリートスナップに最適な、自然な画角(35mm判換算約42mm)です。
- 価格からは想像できないほど、クリアで美しい描写力を持ち合わせています。
- この薄さでオートフォーカス搭載で気軽な撮影に威力を発揮します。
このレンズの「注意点」
- 開放F値がF4.5のため、非常に暗い場所での撮影や、背景を大きくぼかしたい場合には、少し工夫が必要になるかもしれません。
このレンズは、Xマウントの薄型で軽量なので、スナップ撮影の最高のパートナーになりそうです。