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HD-PLC 第一話: 面倒なLAN配線を手軽にしよう 電力線ネットワークを導入

仕様化や過去の話で色々あったPLCですが、HD-PLCが 2012年3月13日 DLNAの標準規格になりました。
初期のPLCアダプターと比べて性能のアップもあったことから早速入手。

HD-PLC.JPG

HD-PLCは、電力線ネットワークと呼ばれる技術で、電気のコンセントに差し込み宅内の電力線(電気の通り道)でネットワークを組んでしまう技術です。
今までLANケーブルをはわせるか無線LANで通信していたものが、HD-PLCのアダプターを使うとコンセント近くにLANのコネクタを出せますのでネットワーク設置も楽になります。

今回購入したのは HD-PLCのスタートパック BL-PA310KT (メーカーの説明サイト)
親機と子機がパックになってて初期設定も終わっていますので、箱からだしてすぐに使えます。
個別で購入すると親機を認識する手順や暗号化の設定が必要ですが、まったく必要ありません。

今回購入した HD-PLC は、第二世代のもので次のような特徴があります。

  • ノイズフィルターが標準で装備されています
  • 転送効率が約15%アップしています(メーカーサイト情報)
  • 通信がAES(128bit)暗号処理されるようになっています

転送効率も良く、通信の暗号化もされていますので 安心して導入できそうです。

インターネット接続ルータのLANポートからケーブルをだしHD-PLCの親機に接続。
子機は別の部屋のコンセントにさしてLANケーブルをMacBookProに挿しました。

HD-PLC-FLOW.png
接続の概念図

初期設定は終わっているのでLANケーブルを挿すとすぐにルータからIPアドレスを取得して通信ができるようになります。

簡易的な確認でpingを出してみます。

$ ping -c 10 192.168.1.1
PING 192.168.1.1 (192.168.1.1): 56 data bytes
64 bytes from 192.168.1.1: icmp_seq=0 ttl=255 time=1.451 ms
<略>
64 bytes from 192.168.1.1: icmp_seq=9 ttl=255 time=1.702 ms
--- 192.168.1.1 ping statistics ---
10 packets transmitted, 10 packets received, 0.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 1.451/2.031/4.191/0.772 ms

ファイルの転送をしてみると約3MB/s(34Mbps)でていました。
おおよそ期待通りという感じでしょうか。
LANケーブルの引き回し無くこれくらいの速度が出るならHD-PLC良さそうです。

製品の仕様上は、最大90Mbps(UDP)、最大65Mbps(TCP)となっていますが、ブレーカーを挟んだりしていますので十分な速度だと思います。

HD-PLCを導入するに当たって、次のことだけは気をつける必要があります。

  • 建物が古い場合には速度が出ない場合がある
  • ブレーカー経由や配線によっては速度が落ちる場合がある
  • 基本的には同じメーカーのHD-PLC機器を使う必要がある
  • 必ずコンセントに直結で使う(テーブルタップなどをはさまない)

利用する環境によっては、速度が出ないなどがあります。また、HD-PLCの規格は統一されていますが、メーカー間の互換性などは確認できないので、同じメーカーのものを使用することなります。

実は、今回試験した環境は、今月末くらいで引っ越すことが決まっている部屋でした。
来月には新しい環境に変わりますので、戸建て住宅での HD-PLC の通信を確認してみます。

子機側で複数のコンピュータやゲーム機をつなげる場合には、4ポートのスイッチングハブ形式の子機もありますので、こちらを使うとさらにケーブリングの手間が減りますね。

続編をリポートしますので、しばらくお待ちください。
環境には依存しますがHD-PLCは、とても使いやすくネットワーク設置が簡単になる方法には間違いありません。

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