in pocket : ポッケの中のおもちゃ

ポッケの中のおもちゃ

ASTRO SLIDE ポッケの中のおもちゃ…

キーボードとスマホに変形 ASTRO SLIDE 到着

キーボード付きで小さなChromebbookのようでLinuxも動いた GeminiPDA。
その進化モデル ASTRO SLIDEが発表されたのは 2020年の春でした。私も Indigogo のクラウドファンディングに参加。
完成を首を長くして待っていました。

日本国内だと Makuake でもクラウドファンディングしていました。
※) 2022年 4月現在はクローズしているようです。製品の使用などは、日本語で確認することが出来ます。

その後、開発の遅れや部品調達の問題、世界的な情勢の変化。さらには出荷されたと思ったらロックダウンで荷物が香港に留め置き。

2022年4月にやっと届きました。

キーボードとスマホモードで変形するAndroid端末

ASTRO SLIDEの最大の特徴は、やはりキーボード搭載で変形させると普通のスマートフォンと同じような形状になる変形にあります。

詳しい仕様は PLANET COMPUTERS のサイトを参照ください。

日本語で確認したい場合には、Makuake のクラウドファンディングサイトで読めます。

先代の GeminiPDA は、ノートPCのようにディスプレイをたたむ形式でしたが、 ASTRO SLIDE はディスプレイをスライドしてスマートホンモードからキーボードモードに変形します。
この変形を「RockUp™ スライダーヒンジ」というようです。
(※)特許協力条約(PCT:Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願であり、条約加盟国全てに同時に出願とのこと。

キーボードを使用しないときには、スライドしてスマートフォンの形状で使用することができます。

このスライドですが、ディスプレイの両端を持ち上げるような形でスライドさせると、キーボードモードからスマホモードに変形が簡単になります。

国内利用の認証 技適,FCC,CE,PSE

ニュースリリースが出た当初は、技適の申請中となっていました。

届いた製品版では技適のマークの他に、FCC,PSEなどのマークも入っていますので、国内で使用するには最低限の認証は取得済みのようです。

安心して使うことができます。

5G対応 デュアルSIMとeSIM対応

ASTRO SLIDEは、5Gに対応し デュアルSIMで通信することができます。

SIMスロットはディスプレイの上、スマホモードなら正面から見て右にあります。
※)判りにくいのですが、SIMスロットの脇(下)に電源ボタンと指紋センサーもあります。

スロットを取り出すための SIMピンもついてきますので、ASTRO SLIDE だけでSIM交換ができます。

細長いSIMトレイには、microSIM 2枚と microSDカードを装着することができます。
また、設定から eSIM を使うこともできます。

私は、2枚のSIMをさして使っています。

  • nuroモバイル(docomo系 回線)
  • UQモバイル(KDDI系 回線)

日本国内で使用できないバンドもありますが、docomo,KDDI系の回線をいれていますので、かなりのカバー率になります。
デュアルSIMの端末は便利ですね。

少し使ったら、SIMを1枚外して eSIM に交換してみる予定です。

Linux環境はどうするか?

GeminiPDA のころから、Planet Computersのデバイスは、Android以外にも Linuxをインストールすることができます。
ただ、Termux と X-Windowサーバーが動くようになり、ストレージを切り分けてLinux を入れるという必要性が少なくなりました。

ASTRO SLIDE もLinux環境をインストールすることができますが、ASTRO SLIDEの機能を最大限活かすことを考えて Linux を別に入れることは無いと思います。

GeminiPDA から進化した ASTRO SLIDE

開発の遅れや部品調達の遅れ、ロックダウンの影響などで手元に届くのが遅くなりましたが、GeminiPDAから確実に進化して使いやすい環境になりました。

搭載OSは、Android 11 で、GeminiPDAで動いていたアプリも、そのまま使うことができます。

ウチ箱には機能説明があります。必ず確認してから操作しましょう

標準アプリ以外で、インストールしたものは次のようなアプリ。

  • ATOK for Android : 日本語入力でATOK環境を使っているので
  • Termux : シングルユーザーLinux環境
  • Xserver XSDL : Termuxと連携できる X-Window サーバー
  • JuiceSSH : SSHクライアント
  • WordPress : WordPress管理アプリ
  • Slack : コミュニケーションツール
  • VLC : 動画の再生ツール
  • VPN Gate : パブリックVPN接続アプリ
  • Tasker : 自動化アプリ

他にも GeminiPDA や BlackBerry KEYone で使っていたメッセージングのアプリなどもインストールしました。

今回購入した ASTRO SLIDEは、日本語キーボードで、かな入力が基本の設定でしたので、ローマ字入力の日本語環境に設定するのに戸惑いましたが、動いてしまえば快適に使えています。

GeminiPDA はバッテリーがダメでベンチ入りになってしまいましたが、後継機 Android 11 搭載の ASTRO SLIDE を使い倒していきたいと思います。

Translate »